こちらの記事はヘリオの星の意味、角度の意味について解説しています。
ヘリオセントリック惑星の読み方
ヘリオセントリック占星術では、太陽を中心に9つの惑星がホロスコープに描かれています。9つの惑星とは、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星です。
理科の授業で覚えた「水金地火木土天海冥」です(笑)
ヘリオセントリック占星術は、惑星と惑星が意味のある角度を取っているところを読んでいくことで、個人の能力や才能、使命や目的、価値観などが分かってくるのでしたね。
また、惑星が持つ意味の本質を理解することができるとオリジナルな星読みへと発展していきます!
従来の占星術との違い
・吉星|凶星などの差がない
・従来の占星術より視野が広がる
星の意味を掴むポイントは、キーワードから感じ取る第一印象です。
水星は内側の素早い機能
ヘリオセントリックにおける水星は、地球(肉体)の内側にある素早い機能を表しています。
実際、太陽系の中で最も速く太陽の周りを進んでいるのは水星ですよね。なので、水星が他の天体と重要度の高い角度で繋がっている場合は、その人は「情報を素早くキャッチし、それをアウトプットするまでの時間が驚くほど速く、いわゆる頭の回転が速い人」に映るかもしれません!
ヘリオ水星の主な意味
- 気づき
- 直感
- 伝える
- 知識
- 処理する
- 通信
- 連絡
イメージはクールなビジネスマン
水星と縁のある人は、人生のメインテーマとされる部分に水星の機能をすごく使っているんじゃないでしょうか。特に「言語化する力」が強いので、惑星との約束や情報を基にメッセージを投げかけている人が多いようです。
金星は内側の味わう機能
ヘリオセントリックにおける金星は、地球(肉体)の内側にある味わう機能を表しています。
味わうとは主に五感のことです。
五感を使う事とはその感覚に敏感に反応できたり、意識的に感覚を味わうということに繋がってきます。なので、金星を使っている時はわりと動作はゆっくりとしていると思います。
実際、太陽系の中でも特徴的な動きをしているのが金星です。自転が逆回転であることや、公転周期が地球とほぼ同じくらい。そして軌道はきれいな円を描いています。
これらの特徴を踏まえて、金星の意味を考えてみると色々とイメージが広がっていくのではないでしょうか。
ヘリオ金星の主な意味
- 愛や喜び
- ゆっくり
- じんわり
- 味わう
- 五感
- 女性性
- 満ちる
実際の金星の特徴を知ることで、より深く金星の役割や本質を理解できると思います。
地球は身体やわたしという範囲
地球は、今わたし達が住んでいる惑星ですね。
なので地球の意味は自分や家族、もっと広く捉えると自社や自国などがあります。あとは、地球といえば様々な生命が共存している星であり、目に見える形で成長を見せてくれる星でもあります。
これらの特徴を踏まえて、地球の意味の本質を探っていくと面白いかもしれません。
ヘリオ地球の主な意味
- 私
- わたし達、家族、自社、自国
- 体感覚
- 身体
- 変化していくこと
- 多様性
- 文化
- 今ココにいることとその結果
- 現実化
私のイメージは、現実化を体験できる星が地球なのかなって思います。なので、地球は「現実化する」「体験する」などの意味がありそうです。
火星は行動力や外に向かう力
ヘリオセントリックにおける火星は、地球(肉体)の外側にあることからも行動力や人生に果敢に挑んでいくチャレンジャーな意味を持ちます。
占星術の知識を取り入れるとイメージが湧きやすいかもしれません。
火星は牡羊座の支配星ですから牡羊座のように直感的であることも星を読むときのキーとなりますよ。
ヘリオ火星の主な意味
- 想いが湧き上がる
- 自然と動いている
- 行動力・パワー
- エキサイティング
- 情熱
- 男性性
- パワフル
木星は人とのつながりやネットワーク
木星からは外惑星となります。ヘリオセントリックにおいて外惑星は主に魂の向かう方向性や目的を示していることが多くなります。または、外惑星の役割をチームとなって達成していこうと努めていく人もいるでしょう。
木星の役割は「拡大・繁栄」です。いいものを広めていこうとしますから、沢山の仲間を必要とします。そこでネットワークを広げていくことで、人とのつながりが出来たり、みんなで協力しあいながら共に進んでいこうとする同盟やチームが出来てくるのが木星の特徴です。
ヘリオ木星の主な意味
- みんなで
- 人とのつながり
- グループ
- 学び
- 助け合い
- お祭り
- ネットワーク
みんながワイワイするのが好きかな?
土星は安定した仕組みや枠組み
木星の役割は、広げていくことでした。それに対して土星は、維持していくことを目的としています。なので、いい流れが循環するように構造や仕組みを整えていくような事をしていきます。
土星は、大企業や官僚組織などの意味もありますので、土星と縁が強い人は組織と縁があるようです。今は大転換期となりますので、土星の意味も進化してきています。
ヘリオ土星の主な意味
- ルール
- 仕組みづくり
- 整えること
- 調和
- 型、構造
- 安定した
- 秩序
最近は、調和がしっくりくるなぁ~
天王星は根本から変える力
天王星は、太陽の周りを84年かけて1周します。そして、一風変わった自転軸を持つことから人と違った視点を持っています。クリエイターには繋がっていたい惑星NO1だと思います!
変化を起こしたい!アイデアを形にしたい!など、いつも頭には色々なアイデアが湧き出ているようです。なので、発明家や革命を起こす人たちに天王星がつながっている事が多いです。
ヘリオ天王星の主な意味
- 根底から変える
- イノベーション
- 固着の破壊
- 革命
- 改革
- 坂本竜馬
- さわやかな風
- 起承転結の転
- 孤高
- 愛を形にする
海王星は魂や心に負った傷や溜まった淀を流す力
海王星の役割は、溜まってしまった重たいエネルギーを浄化し軽くすることです。また、不思議な力で地上を天国的なエネルギーで満たす事をしていこうとしています。
海王星と縁のある人たちは、ふわふわとした印象を持たれやすく、その場の空気を和らげることが自然とできてしまうのではないでしょうか。子供や動物が大好き、ピュアで繊細な心を持っている人が多い印象もあります。
ヘリオ海王星の主な意味
- 無形のもの
- 目にみえないもの
- 不思議な力
- 神様、天使、龍など
高次の存在やエネルギー - スピリチュアル
- 惹きつけるもの
- ユートピア、極楽浄土
- 癒し(セラピー、エネルギーワーク)
- ユーモア
- 子ども
冥王星は真理を最初に受け取る力
冥王星の目的は、外宇宙の情報を最初に受け取る外交官的な役割を担っています。ですが、太陽系の中では準惑星となり隠された星となってしまいましたね。
なので、光と闇・コインの表と裏など、両極端の生き方を深いところで知っているというような古い魂だったり、進化していく事を決めてきた魂であることが多いかもしれません。
実際、ヘリオセントリックを教えてくれた森野おとひこさんは冥王星と縁が強い方です。冥王星と縁のある人が、森野おとひこさんのヘリオセントリック占星術を学ぶという事は自然なことなんですね。
ヘリオ冥王星の主な意味
- 極まる
- 深淵なるもの
- 光と闇、死と再生など
- 輪廻転生、魂の進化
- 隠されたもの
- 瞑想
- 仏教
- 古代文明
- マヤ暦
意味のある角度の読み方
ヘリオセントリックにおける角度の読み方を解説していきます。
むずかしい用語は使わないよ
角度 | 割合 | 別名 | キーワード |
---|---|---|---|
0度 | 1 | 結び | 一体になる、共振、融合、当たり前、天才、幸福 |
180度 | 1/2 | 開き | 一対、向き合う、活性化、スタート、独立、激しい |
120度 | 1/3 | 循環 | 調和、やわらかい、流れ、連鎖、バランス、幸福 |
90度 | 1/4 | 柱 | 構造、動じない、そこにいるだけでOK、構築、安定 |
72度 | 1/5 | 良縁 | 共に進む、学習、先生・教師、得意を活かしあう |
60度 | 1/6 | 適応 | 順応、協調、円環、対等、均等、しっかりとした力 |
45度 | 1/8 | 支援 | 支持、安定化、固定化、支え、保つ、多少の責任 |
30度 | 1/12 | 協力 | 他者のサポート、自身のサポート、確認、応援、共同 |
150度 | 5/12 | 客観的 | 客観的、努力、思考錯誤、相互理解 |
135度 | 3/8 | 調整 | 気づき、現れては去る、トリッキー |
角度は3つの系統に分けて考える
角度を3つのグループに分けて捉えていきましょう。
- 構造系
- 柔軟系
- 良縁系
構造系の角度の特徴
180度
秀才と言われる角度です。0度が先天的な能力だとすると、180度は後天的な能力です。繋がっている外惑星の目的にストレートに向かっていく。想いが強く、失敗や挫折を繰り返しながら成長していく。やがて秀才と言われる職人タイプになっていく人が多いようです。
人生の転換期に、180度を持つ人たちはガラっと変化していくところもあります。
45度や30度は手軽に使えるけど、180度は使うっていうより星に動かされる感じ。
90度
直角を表すことから、つながりを持つ部分に関して責任を感じやすく、会社や人の役に立ちたい想いから自ら「私がやります!」「私がやっておこう!」と自然と動いていける人が多いようです。ただし主観的にはキツイと感じることも多く、その意味では忍耐力は他の角度の人よりあるでしょう。
「変化が苦手で・・・」という人も90度の特徴ならではのこと。90度を持つ人は、目の前の問題を乗り越えながら維持していく能力があるのです。その能力を活かしていくことで会社やチームの柱として活躍ができるでしょう。
90度を持っている人は、頑張りすぎちゃうところがあります。なので、自分のキャパを知っておくと後々苦しまずに済みます。自分の限界値を知っておきましょう。
45度
90度の柱に対して、支えるように位置しているのが45度。建築物には必ず柱に対して筋交いが入っていますよね。そのように人や企業をサポートする役割を担います。また重要度の高い角度を持つ人にとっては、自分のメインの力を強固なものにする為に持っている場合もあります。
45度を持つ人は、90度ほどではないにしても自発的なサポートが得意なようです。「よかったら手伝いましょうか?」とお声掛けして役割を担っていたりします。
45度がしっかりと生かされている人生は強くて、ぶれないものになります。
循環系の角度の特徴
0度
台風の目のような感じといえば伝わるでしょうか。その部分だけは、静けさに包まれていて何かに脅かされる心配もなく、心地よさが持続しています。それだけ0度の世界は、安心感や幸福に満ちているユートピアな能力なのです。
180度のところにも書きましたが、0度は先天的な能力です。なので宇宙からの授かりもの、ギフトだって思ってもらうとメッセージを受け取りやすくなるかもしれません。0度で繋がっている部分は天才的な能力として生かしていれば一芸を秀でる職人として、何かのスペシャリストになれる可能性に秘めているでしょう。しかし、本人としては当たり前すぎて意識もしていない部分かもしれません。
120度
循環系のメイン部分となる120度。この角度を持つ人は‷幸福を循環させ拡大させていく力‴を秘めています。そして、変化の波に乗るのが上手です。自然と人を巻き込み一緒になって進んでいけるやわらかい人として映るので、人気者になれる繋がりです。
この角度は、ヘリオセントリックにおいて「幸福を生む循環」と言われています。
60度
すべての角度のなかで最も万能で使い勝手の良い能力です。この角度で繫がっている部分はマルチな才能を発揮できちゃう人も多いです。0°や120°ほど目立つ事はなくても、しっかりと役割を果たします。人生を心地よく、自分らしく生きていくには応用の利く軽めの角度も重要なんです。
30度
1つの星座(サイン)を跨ぐように隣へパスを渡していくようなサポーターとなりやすいのが、この角度の特徴です。サポートをすることが大好きなので、こちらも0°や180°といった重要度の高い角度より使い勝手の良い能力です。他者のサポートだけでなく、自身のサポートとして使っている事も多いようです。
良縁系の角度の特徴
72度
いい先生や生徒と巡り合えるケースが多く、人を介して知識を吸収していったり、人との縁がきっかけとなり、人生をステップアップしていく人も多いようです。そして、教えるという役割を果たしたりします。72°で繋がっている部分は、学んで成長させていくというような意味を持ちます。
144度
72°が2つで144°です。なので144°で繋がっている部分も、学んで成長させていくというような意味があります。ですが、72°とは異なり遠いご縁からのサポートになります。気づけば見えないところで支えられている。それは人じゃないかもしれなません。本や歴史の人かもしれません。