今回は、「魂の約束」を解読するために、非常に重要な星があることについてお話します。
松村潔先生のヘリオセントリック占星術の著書を参考にさせていただきました。
タイトルを読んでいただければ分かるように、「水星が!?」と思う人もいるかもしれません。そこで、太陽系の簡単な法則を交えながら、説明していきたいと思います。
なぜ、水星星座を重要視するのか!?
水星は、太陽からはじめて一歩踏み出した星
太陽系において、水星ははじめの分割ポイントになります。そのため、ヘリオセントリック占星術において水星は、人生をどう生きていこうか方向づけを決める段階になります。
地球星座が生まれてきた理由を示しているのに対して、水星星座は人生の方向性を示しています。
水星(人生の方向性を見出す)⇨ 金星(人生に楽しみを見出していく)⇨ 地球(水星と金星で見出してきたことを地上に着地させ身体を使って体験していく)⇨ 火星(地上において新たな挑戦を試みる)⇨ ・・・続く
私たちは地球に生まれる前にした約束を、生まれてから覚えていることはほとんどないと思います。そのため、私たちが生まれてきた理由を思い出すために「水星」が重要になってくるのです。
ヘリオセントリック水星は職業にかぎらない生き方の指針となる。
従来の西洋占星術(ジオ)では、水星は知性や好奇心、仕事での能力、言語化などを示していました。しかし、ヘリオセントリック水星では、より広い観点から考えることができます。
ヘリオセントリック水星は、ヘリオの生き方(周りと調和しながら自分らしく生きていくこと)を目指す際に、人生を進めるきっかけとなるものです。ヘリオセントリック水星が指し示す星座(サイン)やサビアンシンボルは、その人にとっての人生の方向性を表します。
- どういう風に生きていくのか?
- この新しい人生で可能性を発揮できるか?
それを読み解くのに、ヘリオセントリック水星のいるポイントを見てみてください。
ケーススタディ
ゆうなの場合
私のヘリオセントリック水星星座は「獅子座」です。
ちなみに、こちらのヘリオセントリックのホロスコープは「星座」を使わない前提で創られたものの為、使いにくい場合はAstro.com(無料のホロスコープ作成サイト)でヘリオセントリックの出生図を出せます。
水星星座はどこで確認するの?
ホロスコープには、0°を起点に30度ずつ分割した12個のハウスがあります。それぞれに番号が振られています。ここで、1番目から数えて5番目のハウスには水星が位置しています。単純に12星座の1番目(牡羊座)から数えていくと、5番目は獅子座になります。
獅子座は火のエレメント(上昇するエネルギー)、キーワードは、「I Will(私は志す)」です。
という事は、私の人生の方向性としては「魂のままに表現していく事」や「創造性を発揮させていく事」に向かっていくというのがイメージできます。
ヘリオセントリック水星のサビアンシンボル
水星星座から読む、人生の方向性はサビアンシンボルで更に明確になっていきます。
- サビアンシンボルとは
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これは、360度あるホロスコープの各1度ごとにシンボルの入ったメッセージを与えたものです。一つの星座に対して30通りのメッセージがあります。そのため、サビアンシンボルを併用することで、明確な答えのようなものを得ることができます。
- サビアンシンボルの調べ方
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- 水星の横に書いてある角度をみてください。私の場合は128.89°と書いてあります。
- サビアンシンボルを読む際は必ず1°繰り上げします。なので129°となります。
- インターネットで「サビアンシンボル 129度」と検索すると出てきます。
サビアンシンボルを調べるならすたくろさんのサイトがオススメです♥
私のヘリオセントリック水星のサビアンシンボルは、獅子座の9度でした。
すたくろさんのサイトを引用させていただくと、
獅子座9度は「ガラス吹き」
https://sutakuro.com/2016/08/sisi129/
自分の息吹きを吹きこみ丁寧に世界を創り上げる・クリエイター
とありました。
人生をどのように生きていくのかについてはコチラ
- 「自分はどうしたいのか?」「自分はどう思うか?」を大事にすること。
- 「自分の人生を創造するのは私。私が人生の主人公。」という意識を持つこと。
- 何かを創作する際には心と情熱を込めて丁寧に作り上げていくこと。
- イメージしたものを、実際に具現化していくこと。
- ものを創り上げることに情熱と集中力を傾けていくこと。
- 人生も言葉も態度も「心を込める」「自分の息吹を入れる」ことを意識してみること。
- 自分の生活を自分らしく構築していくこと。
- 創作活動や趣味に集中できる時間を持つこと。
- クリエイティブに生きて行くこと。
- 堂々と自信を持って自己表現していくこと。
- 自分の中心にある思いを外に向かって拡大(表現)していくこと。
すたくろさんのサイトに書かれている内容は、すべて私(魂)が求めている理想像です。かなり詳しく書かれていたのですが、とてもしっくりきています。
ジオセントリック水星がピンとこない場合は、ヘリオセントリック水星を見てみると深い気づきを得られるかもしれません。よかったら試してみてくださいね
森野おとひこさん
ヘリオセントリック占星術を知るきっかけをいただいた森野おとひこさん。私が尊敬する星読みの講師さんです。そこで失礼ながら森野おとひこさんのヘリオセントリック水星を見させてもらいました。
ヘリオセントリック水星は、119,42°と書いてありました。なので1°繰り上げで120°です。
サビアンシンボルで調べてみると、
蟹座30度 「アメリカ革命の娘」
https://sutakuro.com/2016/07/kani120/
過去の歴史があって今があることを理解し現状に感謝する・満足する人
そして、人生をどのように生きていくのかはコチラ
・「今」の自分の現状や生活を楽しんでいくこと。
https://sutakuro.com/2016/07/kani120/
・新しいものを取り入れたりして現状を豊かにしていくこと。
・安心を優先させて、安定した組織や共同体の中で過ごしていくこと。
・伝統や歴史、文化、芸術、カルチャーなど今を楽しめるものに触れること。
・伝統文化を守っていくこと。
・文化や芸術、カルチャーなどを継承していくこと。
・仲間や家族を大事に思う心を忘れずに。
・過去の戦争という犠牲があった上で、今があるということを思い出させる役割。
・今の時代に生まれたことに感謝して、伸び伸びと過ごしていくこと。
・自分に誇りを持って生きること。
どうでしょうか?私の個人の勝手な解釈ですが「おとひこワールド」な世界観が「今を生きる」地球タイプのおとひこさんを連想させます。また、安定した組織や共同体の中で過ごしていくという部分は、おとひこさんが講座内でご自分のホロスコープを「自分が木星へ向かっていき、みんなで真理へ向かっていく」という解釈をされていたところが、示されているのかな~って思います^^
「自分のホロスコープを出してみたい!」という方は下記の記事でホロスコープの出し方について解説しています。
稲盛和夫さん
最近、逝去されました京セラの稲盛和夫さん。私は、稲盛さんの生き方が好きで尊敬していましたから、訃報を聞いた時は寂しい気持ちになりましたが、天寿を全うされたと聞き安心も致しました。
そこで失礼ながら、稲盛和夫さんのヘリオセントリック水星を見てみたいとおもいます。
稲盛和夫さんのヘリオセントリック水星は、224.49°でした。サビアンシンボルを調べる際は1度繰り上げますので225°となります。
サビアンシンボル 225°は蠍座15°です。
蠍座15度 「5つの砂山のまわりで遊ぶ子供たち」
https://sutakuro.com/2016/02/sasrori225/
無邪気な支配欲・力(フォース)を発揮する人
どのように生きられたかはコチラ
・自分の中にある、子供のような無邪気さや素朴さを大事にすること。
https://sutakuro.com/2016/02/sasrori225/
・上昇するために本能的欲求を使用していくこと。
・人を束ねて頂点を目指すこと。リーダーシップを発揮すること。
・起業、自営業を目指してみる。(力を発揮できる)
・組織や会社を大きく育てること。
・優れたマネジメント能力を発揮すること。帝王学を会得すること。
・負けん気を発揮してトップを目指すこと。
これを見ると、魂の欲求に従って人生の梶を取られていたのが伺えます。素晴らしい人格と結果を出されてきたのには、きちんと星との約束にも示されていました。
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最後に
いかがでしたか。
今回は、松村潔さんのヘリオセントリック占星術の手法を参考にさせていただきました。聞きなれない用語などが出てくると混乱されてしまう人もいるかもしれません。
しかし、人生において「どのように生きていこうか!?」と悩んでいる人は、ヘリオセントリック水星のサビアンシンボルを調べてみると良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます♥